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◆どうして盲導犬が必要なのですか?
盲導犬との歩行では、盲導犬が眼から得た情報を、使用者がハーネス(胴輪とハンドル)を通して認識することにより、晴眼者に近い感覚で歩くことができると言われています。
例えば、白杖なら当ってから避けるような障害物を、盲導犬はずっと手前から認識しよけて誘導しますので歩行がスムーズになります。
また、盲導犬を使うことにより、ガイドヘルパーさんの都合を気にすることなく、出かけたいときに出かけたい所へ行くことができます。
◆アイメイトの仕事とは、どのようなことですか?
アイメイトの仕事は、使用者の安全を確保しながら指示に従って誘導することです。
したがって、危険を感じたときには、その指示に従わない訓練も受けています。〔利口な不服従〕
具体的な仕事は、道におかれた自転車や障害物をよけて誘導したり、階段や段差や角を知らせたり、建物の入り口や電車内で空いている座席を探して誘導することです。
◆信号は盲導犬が判断して渡るのですか?
盲導犬は信号の色を識別できません。
使用者が、人や車の流れ、周りの様子から渡るタイミングを判断し、「進め」「止まれ」などの指示を出します。
◆盲導犬はどこへでも連れて行ってくれるのですか?
知らないところへ行くときは、使用者があらかじめ行き方を調べて頭の中に地図を描いたり、途中で道を聞いたりして、それをもとに盲導犬に指示を出しながら行きます。
◆盲導犬は電車に乗ることができますか?
盲導犬は公共の交通機関(電車・バス・飛行機など)、お店やレストランなどの商業施設、宿泊施設など、どこへでも一緒に行くことができます。
これらのことにより、視覚障がい者の自立および社会参加の道が開けます
◆盲導犬はいつもハーネスを着けているのですか?
盲導犬がハーネスを着けるのは仕事中だけです。ハーネスを装着すると「仕事開始」と認識します。
ハーネスを外すとオフタイムと認識し、家庭犬同様、ゆったりとくつろいで過ごします。
食事や排せつのときはハーネスを外します。
ハーネスを装着している仕事中は、物を食べたり排せつをしたりすることはありません。
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